2013年4月29日月曜日

スワッチ16号


モスグリーン・シリーズの最終形。と一応自分では位置づけている一枚。明日また似たようなもの編んじゃうかもしれませんが(笑)。

15枚目のスワッチを編んだときに感じたことがあります。大げさに言うと「悟りを開いた」みたいな(笑)。

フェアアイルはかためにきっちり編み込んだほうが模様がきれいに出るし、目が密になってあたたかい、とどこかで読んだことがあります。それを思い出し、私は編み手が緩めなので、スワッチを編むときも指定より少々細めの編み針で挑戦してきたのです。

だけど「きつめ、きつめ」と思いながら編んでも渡り糸が突っ張っちゃうだけでちっともきれいにならなかった。ブロッキングで何とかなるサと自分をなぐさめながら編んできた。ところがスワッチ15号を編んでいて突然、編み目が今までと違ってきたことに気づきました。編み目がきっちり揃って詰まっているのに渡り糸が突っ張ってない、気がするのです。自分では意識していないのに、目が揃ってきたみたいだよ!

要するにフェアアイルの編み方をマスターするのに私にはスワッチを15枚編む必要があったということかな。いや、まだマスターというにはほど遠いけど。もともと編み物をされる方ならこんな苦労は必要ないと思います。だけど私のような初心者でも続けていればなんとかなるみたい。

スワッチを編むのがますます楽しくなってきました。


2013年4月28日日曜日

スワッチ15号


またしてもマイナーチェンジです。こうして写真に撮ってみるとターコイズブルーがちょっとしつこい感じ。写真だと客観的に見ることができますね。スワッチを編んだ時点で「これ最高。これで本番行こう。毛糸注文しなくちゃね!」って気持ちが盛り上がったことが実はこれまで何度もあるのですが、翌日改めて見てみるとあんまり気に入らない・・・のです。冷静に、客観的にならないと。こういうとき教室だと周りの人の意見が聞けたりしていいですよね。



2013年4月27日土曜日

スワッチ14号


前回のクール・スワッチを編んでモスグリーンが気に入ってしまったので、アレンジしました。メインカラーをライトグレーに。クールではなくなったけどベストにするにはけっこういい感じかな、と思っています。このパターンでいくつか編んでみることにします。

2013年4月25日木曜日

スワッチ13号


先日、テレビでヒッチコック監督『裏窓』を観ました。
あらためてグレース・ケリーの美しさに感動。それでクール・ビューティに憧れ、さっそく影響され、なんだかクールなスワッチを編んでみたくなってしまったのでした。単純なんです。


手持ちの毛糸がカラフルなので限界はありますが、できるだけ色数を抑えてクールに、と思って試してみたのがこれ。・・・やっぱり私クール・ビューティってキャラじゃないな。ただ、クールではないけれどさっぱりはしてると思います。例えれば「ざるそば」みたいな感じかな(意味不明)。

2013年4月24日水曜日

スワッチ12号


気分転換の一枚。

アクの強い強烈なやつを編んでみたかった。それだけ。決してストレス解消のために編んでいるわけではないけれど(笑)。おそらく伝統のフェアアイルからかけ離れている分、自由に自分を表現するツールとなりうるんじゃないか、と思い始めてきました。

だけどまだまだ迷走は続く。Keep on rockin' in the free world なのだ。

2013年4月23日火曜日

スワッチ11号


フェアアイルのスワッチを編むときに自分に課しているルールはただひとつ。

色を決めて編み始めたら、最初の数段で「失敗した!」と思ってもそこで止めたり色を変えたりせずに最後まで編んでみること。

最初の数段で「なにこの色!ひどい!」と思っても、我慢して最後まで編んでみると意外とよかったり、逆に「これはいい。最高の出来かもしれない。ふふふ」とほくそ笑んでいたのに、結果は色同士がけんかし合って、全然ダメなこともある(後者のほうが圧倒的に多い)。

そして、「あー、この1色さえ別の色に変えたら絶対いいと思う」となってほとんど同じようなスワッチを編むことも多い。

スワッチ10号と11号はそんなマイナーチェンジの例です。

スワッチにはそれぞれ色番号を記録したメモを付しているのですが、それでも自分で編んでおいて混乱することがあります(笑)。ブログはその混乱を回避するための大切な記録という役割を担っているので、なんだか毎回似たような画像が並んでいてもちょっと我慢我慢。

いつか目の覚めるようなスワッチを編みたい、と思う。


2013年4月21日日曜日

スワッチ10号



ついに10号である。けっこう編んだものだと感慨深い。
使用した色番号をあとから参照できるように、整理して収納しないといけないなと考え始めています。今のところジップロックに次々と放り込んであるだけなので、ちょうどよい大きさのファイルを探したいな。

スワッチ編みは少しずつ迷走を始めている模様。編んでも編んでも満足できずにキリがない。とはいえ数をこなすことで配色も確実にこなれてきている気がする(あくまで当社比)ので、それが救いでしょうか。

いまいちばんの懸念点は、このままいくと夏が来てしまって、本番のベストを編むころには暑くなってしまっているのではないかということ。せっかく手が慣れたところなのでこのままベストを編みたい! でも冷房を使わない我が家で真夏にウールは編めない! 悩ましいところです。

ですが昨日今日の寒さは一体何なのでしょうか。ウールを編むにはいい気温だけど、もう4月も下旬ですよ? 寒すぎます。

2013年4月20日土曜日

ニットが似合うロック・スターは誰だ その5

ニット・ロックシリーズ、今回はスターという呼び名にふさわしいスターのなかのスター、ロイ・オービソンです。名前をご存じない方でも、代表曲のいくつかを聴けばきっと「知ってる!」ってなるはず。なかでも「オー・プリティ・ウーマン」は、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツ主演の映画『プリティ・ウーマン』の主題歌になったので、妙齢の?女子にもお馴染みではないでしょうか。


サングラスがトレードマーク。

あのビートルズと対バンしてたなんて! 当時の人気ぶりがうかがえます。ほんとに偉大なシンガーだったんですね。

私が知ったのはもちろん60年代の人気絶頂期ではないのですが(笑)、知れば知るほどすごい人だったんだなーと思います。

そんなロック史に残る大スターなのですが、私にはこのニットのカーディガンがとっても印象的です。


ドルマン・スリーブ?っぽい個性的なデザイン。着る人を選ぶ、一歩間違えるとかなり危険な領域に足を突っ込んじゃいそうなユニークなカーディガン。だけどこの服を着たロイ・オービソンの画像はかなりあちこちで見かけます。彼のお気に入りだったのかな?

彼が着ると上品でシャイでやさしくて、そんなキャラクターにぴったりだと思います。

話は逸れますが1960~70年代って、メンズニットの世界もかなり個性的なデザインが多かったのではないでしょうか。ということで私の秘蔵画像をお目にかけちゃいます。じゃ~ん!


男のベルト付きセーター特集。なんか自由でいいなあ。ボヘミアンな香りがする(笑)。


さて、昔、図書館でトム・ウェイツの評伝を借りて読んだのですが、そのなかにトム・ウェイツやエルヴィス・コステロ、ブルース・スプリングスティーンなどが参加したロイのトリビュート・コンサートのことが出てきます。

トム・ウェイツにとってもロイは憧れのシンガーだったので、あるとき聞いてみたそうです。

「どうしてあなたはそんなに寂しげな声で歌えるのですか?」

それで、ロイ・オービソンが
「わたしはテキサスのだだっ広い平原で生まれ育ち、周囲30kmは家1軒建ってないような何もないところだった。夜になると100km離れた芝居小屋から淋しげな音楽が風に乗って聞こえてきたのでそれでこういう声になったんじゃないかと思う」
みたいなことを答えるのです。

何年も前に読んだので内容は正確じゃないです。たぶん細部は違ってると思います。だけどこの話がとても印象的で、以来ロイの曲を聴くと、行ったこともないテキサスの大平原の風景が目に浮かぶのです。



2013年4月19日金曜日

スワッチ9号


編み物を始めてから好きになった色のひとつに黄色があります。
そこで、黄色〜オレンジ系ばかり集めたカラーワークをやってみました。
みかんとか、そんな柑橘類の雰囲気。とってもさわやか! 着るものとしてはどうかという疑問はこの際考えないことにするけど。


数年前に旅行した四国で、いろんな種類の柑橘類を食べて感激したのを思い出します。

2013年4月18日木曜日

スワッチ8号


8枚目ともなると自分の好きなカラーの傾向もさすがにわかってきます。ベストを編むなら1作目はたぶんこういう感じかな、という心積もりもあって、写真にするとどれも同じような色に見えるかもしれないですが(汗)、こういう雰囲気のスワッチをあと何枚か編むことになると思います。

ですが、むしろこのまま延々とスワッチを編み続けるかも。だって楽しいもん!

この8枚目はかなりお気に入りの一枚。だけどモティーフのセンターに選んだ黄色(真黄色!)は失敗した。全体をきりりと締めてくれると思ったのにな。残念。

2013年4月15日月曜日

セーター完成 - 60グラムのモヘア・プル


久しぶりにフェアアイル以外の話題を。これを編んだのはずいぶん前なのですが、フェアアイルにはまりすぎてて(笑)ブログに記録していませんでした。

このモヘアの糸を買ったのは去年の夏の終わり。某百貨店に入っているラ・ドログリーの前を通りかかったら、この糸で編んだプルオーバーが目に入りました。とてもシンプルな形。店員さんと話をしているうちに「このセーター、60gもあればできちゃいますよ」と聞き、軽いし、涼しくなるこれからの季節にピッタリ!と思って、糸を買い、パターンをいただき、作り方を教えていただいて帰りました。

ラ・ドログリーは糸を買うとパターンをもらえるし、作り方も丁寧に教えてもらえるのがいいですよね。編み方がわからないときは試しに少し編む練習もさせてもらえます。最初にスカーフを編んだときは練習しました(笑)。

ところがいただいたパターン、形はシンプルなのですが、私の苦手な(というより未経験な)とじはぎタイプ。パーツを編んでもつなぎ合わせる自信ない。しかも繊細なモヘアだし。などと思ってしばらく放置していたのですが、相棒のセーターを編んだときに、このパターンで素敵なモヘアのプルを編んでいる方がけっこういたので、挑戦してみることにしました。はい、トップダウンのシームレスです。

偶然ゲージがパターンとほぼ同じだったので、大きさの調整はあまり苦労しませんでした。ただ、普通のクルーネックではなくもう少し襟ぐりを広くしたかったので、できあがりはSサイズですが作り目はLサイズで始めました。

海外のパターンでウェアを編むときは、たいてい何も考えずに一番小さいサイズを選ぶとまず間違いない(笑)というミニサイズの私ですが、今回はゆったりした身頃でモヘアのほわほわ感を楽しみたかったので、XSではなくSを採用。でも袖はあまりゆったりしすぎたくなかったので、パターンより細めにしました。

できあがったこのプルオーバー、軽くてシンプルであたたかくて最高です♪ やっぱりシンプルな形って着回ししやすいですね。この糸チクチクしないし。写真は夕方撮ったものなので色味が実際のものとちょっと違っているのですが、本当はもっと黄緑です。



2013年4月14日日曜日

スワッチ7号


このスワッチを編んで学んだことは、毛糸玉の状態で見て「好きじゃない」と思った色でも、組み合わせて編んでみるととてもいい感じに仕上がってくれることもある、ということ。

メインに選んだのは自分的にあまりパッとしない微妙なグリーン。カビみたいだなと思って。あら私この色ほんとに買ったのかしらと正直思った。だけど編むといいんだよな。なんとなく日本の浮世絵にこういう色がある気がする。オレンジと水色を合わせちゃったので全体としては浮世絵ぽくはないのだけど(笑)。



フェアアイルのスワッチを編むことは、多くのことを私に教えてくれている。苦手だと思った色でも思い切って使ってみると思ったよりずっといいものだよ。なんてまるで人間関係のようではないか。

好きな色ばかり集めても人生はおもしろくない。

たった今自分で作った格言(笑)。

2013年4月12日金曜日

スワッチ6号


さて、不思議とスワッチを編むのは飽きません。飽きるどころか取りつかれているみたい。シェットランドヤーンを編むのは私には本当に楽しい。自分の選んだ色たちがどんな風にできあがるのか、編んでいるうちにだんだん分かってくるのは刺激的なくらい楽しい。

シェットランドヤーンのメーカーで主なものは2社あると思うのですが(ほかにもあるのかな?)、私は今年のはじめに(円安が進むちょっと前に) Jamieson & Smith で買いました。全部で20色ちょっとをひと玉ずつ。

ただどちらかというと好きな色を適当に選んだので、どうしても緑、青、黄系が多くて、今思えば赤、茶系をほとんど買ってなかった(笑)。そして今、茶色系のコーディネートがやってみたくてたまらない(笑)。追加で注文するか・・・な。

だけどこの6号は編みながら「これでベスト編んでみたいかも」と思ったはじめてのスワッチです。ちょっと修正は必要そうですが、なんとなくこれをベースにさらにいじってみようかなと思っているところです。

2013年4月11日木曜日

スワッチ5号

相変わらずスワッチを量産、とまではいえないスローペースで制作中。


これまでの4枚は、フェアアイルのカラーワーク初体験の私が、何の知識も経験もなくいきなりやってみたものなので、当然シロウトくさいものではあったのですが、ただ、予想していたよりも無難に着地したといいますか、意外とそれなりに9色の色たちが仲良く収まっちゃうものだなと実感しました。

長い歴史のあるシェットランドヤーンのことなので、どう組み合わせてもうまくいっちゃうようになっているのかも!?

とはいえ、当初の予想では「うわ! なにこの色! 気持ち悪い!」なんていうカラーワークをやっちゃうんだろうなーと思っていたので、この事態にはちょっと戸惑いました。

そこで考えた。

色の相性とか何も考えず、ただ感性の赴くまま、ぱっと目に入った色を好き嫌い関係なく並べてみたらどうだろう? きっと目指す(笑)「うわ!」っていうスワッチになるのでは?

で、所要時間1分くらいでパパッと色をピックアップして編んだのがこれ。写真ではうまく伝わってませんが、強い色たちがぎゅっと凝縮しています。特に水色とオレンジのあたりとか、編んでいて「これはないな。ないない」とか言っていたのです。

だけど、編み上がってみたら、なんだかこれはこれで良いとはいわないまでもヒドイまでは行かないなと思いました。私の目が慣れてしまって客観的に見えてないのでしょうか。

なぜか敗北感を感じたりして(笑)。シェットランドヤーンおそるべし。

2013年4月9日火曜日

スワッチ4号


またまた懲りずにスワッチ4枚目。ブルー系が続いたので気分を変えてピンク&パープルで攻めてみました! 編んでるだけで女子力が上がりそうな、ラブリーな雰囲気。


色を選んでいるときは、普段あまり接していないピンクの洪水に「やりすぎ!?」と思ったのですが、それぞれの色が甘すぎないオトナの色合いなので、こうしてしつこいくらい色を重ねても意外と収まりがいいですね。さすがシェットランド・ヤーン。

2013年4月7日日曜日

スワッチ3号


またまたスワッチです。今回のメインはオートミール。ブルーが好きなのでどうしても選んでしまいますが、合わせる色によって表情が違うので、次々と試してみたくなってしまいます。こうして写真に撮ってみるとその微妙さが感じられないですが(笑)。

編み物本の制作って大変だろうなあ。毛糸のニュアンスや色を写真で表現するの、難しいや。。

とはいえ、これはお気に入り。春だからでしょうか、こういうやさしい色合いに惹かれます。真冬だったらこういう色使いはしなかったに違いない。


そして、3枚目にしてようやく編み目が揃ってきたような気がします。あくまで当社比ですが。いまのところブロッキングをしていないので(ある程度枚数がたまったらまとめてやろうかな)、ブロッキングするとさらにもう少しきれいになるのではと期待しているのです。

次回はブルーから少し離れてみたいな。

2013年4月6日土曜日

スワッチ2号


ふたつめのスワッチは大好きなターコイズブルーをメインにしました。この色、好きすぎて編んでいて苦しくなる(笑)。雰囲気はちょっと男の子っぽかったかな。しかもなんとなく懐かしいような。名付けて「昭和の男の子」(笑)。

配色のやり方はよく知らなくて、Craftsyのクラスでさらっと学んだだけ。だけどあのクラスを見たら、あんまり深く考えなくて大丈夫!という変な自信がつきます。

このスワッチには全部で9種類の色を使うんだけど、私の場合、気分で好きな色を2〜3色選んで、そのあと細かい色を適当に足していく感じです。これが楽しい!

2013年4月4日木曜日

swatching


今年の春からフェアアイルのオンライン・クラスを受講し始めました。Craftsyという手芸サイトがあるのですが、編み物だけでなくソーイングとかジュエリーとかいろいろなジャンルのオンライン講座やワークショップ、パターンの販売などをやっていて、そこの「フェアアイル・ベストを編む」というクラス。

編み物はずっと独学でしたが、フェアアイルをいきなり独学でやるのはちょっと怖くて、編み直すだけならいいけど、スティークを切るのがね、やっぱりお手本があったほうがいいかなと思って申し込みました。

クラスを受講するとチュートリアル・ビデオは無期限で何回でも見られて、わからないことを質問すると先生やほかの生徒さんから回答が寄せられたりして、いい感じ♪ 締め切りとかないし提出課題もない、というのが自分には合ってる気がします。

ちなみにCraftsyは英語サイトなので、クラスももちろん英語ですが、先生の英語は聞きやすいし、だいたい自分の好きな分野の話って、なんとなくわかっちゃいますよね。ま、ときどき「?」となりますが、あんまり気にせず何度も見ています。

Craftsyの話はまたいつか詳しくしようと思っています。

で、先日からスワッチを編み始めました。これは昨日編んだスワッチ1号。このクラスはキットではなくて自分でカラーワークして編もうというコンセプトなので、色合わせはオリジナルです。人生初のオリジナル・カラーワーク。自分にしてはパステルな、どちらかというと小学生の中〜高学年の女の子が好きそうな(笑)雰囲気になってしまいましたが、毛糸を選んだときと実際編んだときのイメージが違って、すごくおもしろいです。

いや、もう、楽しくて仕方ない!!

早速スワッチ2号の色を考えています。・・・ベストができるのはいつになることやら。