2013年6月7日金曜日

スティークを切る


ようやくスティークの補強 by かぎ針編みが終了しました。
何度もほどいては編んで、の繰り返し。かぎ針にももう少し慣れたいところです。

そしてここからがお楽しみ! いよいよ補強した部分のちょうど真ん中をハサミで切るのです。Mary Jane先生Kate先生もここが楽しいのよ!みたいにおっしゃっていましたが、わ、私にはひたすら恐怖。。。

切ったら取り返しがつかないよね? シェットランドヤーンはスティッキー(粘っこい)だからほどけませんという前評判に反して、私のだけタララーッとほどけちゃったらどうしよう。。。などと悩むこと1日と数時間。ついに観念しました。


ジョキッとハサミを入れました。怖いので1目ずつゆっくりとカット。そのたびに「ヒイ!」なんて妙な声が出てしまいます。


カットした部分の断面。今のところタララン♪とほどけることはないみたい。
今のところね。でもまだ怖いので切ったところになるべく不用意に触らないようにして・・・。


カット終了。ウェディングケーキをカットしたこともない私が毛糸のベストを切るなんて(笑)。ドキドキの初体験!

そしてやっと形がベストらしくなった!


カット後はこうなりました。かぎ針補強式のいいところは、スティークを編むのが少なくて済むこと。私は8目編んで真ん中をカットしました。Kate先生方式だとさらに少なく5目。こちらもいつか挑戦してみたいです。

それにしても、ふう。。。大汗かきました。

この後は肩をはいで、衿と袖ぐりと裾のゴム編みをやって、糸始末して、ブロッキングして完成。のハズ。だけど、白状してしまうと、実はメリヤスはぎっていまだ未経験なのです(笑)。これでまた数日を要するな。だって今日はカットだけで力尽きたもん。

2013年6月5日水曜日

スティーク

はじめてのフェアアイル・ベスト、ついに本体がだいたい編めました。


ここ数日は暑いですが、それまでは朝晩けっこう涼しくて、ウールを編むのも快適だったんです。ただ、さすがに昨日あたりからシェットランドヤーンの実力を痛感しております。保温力がハンパないです(笑)。

たくさんの色でいろいろなパターンを編み込んでいくのは非常に楽しいです。ちょっと中毒性があるというか。もっとゆっくり編んでもよかったのに、ここまで来てみたら意外とスピード・ニッティングでした。


私は編み物の道具をあまり持っていなくて、ステッチマーカーも持っていないので、今までは余り糸の切れ端を輪っかにしたのをずーっと使っていたのですが、CraftsyのMary Jane先生がビデオレッスンのなかで絶賛していたので、上の段数リングを買いました。

それと肩の目を休ませている両開きほつれ止め。「クロバーのこれ、最高よ!」とわざわざメーカー名まで挙げて絶賛したのはこの2点だけだったのです。

確かに専用のいい道具を使うと便利だし、使いやすいし、自分が編み物上手になったような変な錯覚を覚えます。


そしてここからがフェアアイルの醍醐味。フェアアイルは編み込みを多用するために身頃を前後に分けて往復編みせず、グルグルとチューブ状の身頃を輪編みにしていき、その後、袖と襟の部分を切って穴を開けてゴム編みをするのです。そのほうがずっと表編みで進められて簡単&速い。

最初に知ったときは「なんという不思議な作り方なのか」と驚いたのですが、自分で実際やってみるととても合理的で実践的な編み方であることがわかりました。

袖と襟を切って穴を開けるなんてとても乱暴な感じですが、切っても差し支えないようにスティークと呼ばれる縫い代のようなものを編んでおいて、そこを切ります。

スティークは文字通りはさみでチョキンと「切る」のです。切ったところをそのままにしておくと編み目ですから普通はほどけていきますよね? でもシェットランドヤーンはMary Jane先生いわくとても「sticky」(ねばねばする)糸なので、切ってもスルスルほどけることはありません。

ないけれども一応ほどけないように対策が必要なんですよね。

で、いろいろと調べてみると、スティークを三つ折りにしてまつるというのが一般的みたいなのですが、Craftsyにはこのやり方出てきません。。Mary Jane先生が紹介したやり方は次の3つ;
  1. かぎ針編みで切る部分を補強してから切る
  2. ミシンでだーっと縫ってから切る
  3. 手縫いでコツコツと縫ってから切る
以上。ミシンでがーっと縫っちゃうのもすごいなと思ったのですが、ミシン苦手だし、Mary Jane先生が推奨していたかぎ針編み方式を採用しました。


ただし、詳しいやり方は憧れのKate Daviesさんのチュートリアルを参考にしました。このチュートリアル、とてもわかりやすいです。Kateさんもかぎ針編み派。

でも・・・慣れないかぎ針に悪戦苦闘中です。このあとここを切っちゃうんだよね。ほんとに大丈夫かな(恐)。