ここ数日は暑いですが、それまでは朝晩けっこう涼しくて、ウールを編むのも快適だったんです。ただ、さすがに昨日あたりからシェットランドヤーンの実力を痛感しております。保温力がハンパないです(笑)。
たくさんの色でいろいろなパターンを編み込んでいくのは非常に楽しいです。ちょっと中毒性があるというか。もっとゆっくり編んでもよかったのに、ここまで来てみたら意外とスピード・ニッティングでした。
私は編み物の道具をあまり持っていなくて、ステッチマーカーも持っていないので、今までは余り糸の切れ端を輪っかにしたのをずーっと使っていたのですが、CraftsyのMary Jane先生がビデオレッスンのなかで絶賛していたので、上の段数リングを買いました。
それと肩の目を休ませている両開きほつれ止め。「クロバーのこれ、最高よ!」とわざわざメーカー名まで挙げて絶賛したのはこの2点だけだったのです。
確かに専用のいい道具を使うと便利だし、使いやすいし、自分が編み物上手になったような変な錯覚を覚えます。
そしてここからがフェアアイルの醍醐味。フェアアイルは編み込みを多用するために身頃を前後に分けて往復編みせず、グルグルとチューブ状の身頃を輪編みにしていき、その後、袖と襟の部分を切って穴を開けてゴム編みをするのです。そのほうがずっと表編みで進められて簡単&速い。
最初に知ったときは「なんという不思議な作り方なのか」と驚いたのですが、自分で実際やってみるととても合理的で実践的な編み方であることがわかりました。
袖と襟を切って穴を開けるなんてとても乱暴な感じですが、切っても差し支えないようにスティークと呼ばれる縫い代のようなものを編んでおいて、そこを切ります。
スティークは文字通りはさみでチョキンと「切る」のです。切ったところをそのままにしておくと編み目ですから普通はほどけていきますよね? でもシェットランドヤーンはMary Jane先生いわくとても「sticky」(ねばねばする)糸なので、切ってもスルスルほどけることはありません。
ないけれども一応ほどけないように対策が必要なんですよね。
で、いろいろと調べてみると、スティークを三つ折りにしてまつるというのが一般的みたいなのですが、Craftsyにはこのやり方出てきません。。Mary Jane先生が紹介したやり方は次の3つ;
- かぎ針編みで切る部分を補強してから切る
- ミシンでだーっと縫ってから切る
- 手縫いでコツコツと縫ってから切る
ただし、詳しいやり方は憧れのKate Daviesさんのチュートリアルを参考にしました。このチュートリアル、とてもわかりやすいです。Kateさんもかぎ針編み派。
でも・・・慣れないかぎ針に悪戦苦闘中です。このあとここを切っちゃうんだよね。ほんとに大丈夫かな(恐)。