2012年6月29日金曜日

クリームソーダのアイスが溶けた色

前回のレインボー染めがあまりにも派手派手だったので、今回は色を抑えてみました。どうかしら?


レインボー染めは赤・青・黄の3原色の染料を加えて、偶然できた色を楽しめるものだけど、今回は青・黄だけを使用。なので全体に黄緑、ところどころ淡いブルーや黄色がうっすら混じっている仕様に。



初夏らしくちょっとはさわやかな色になったかな? 素材は思い切りあたたかいロムニーですが。

2012年6月25日月曜日

she is a rainbow

暑さに負けずできるだけ長くウールを編んでいたいなんて宣言をしたように記憶していますが、舌の根も乾かないうちに早くもこっそり夏糸で編んでいたりもしています。

でもやっぱりウールが好き。
今日みたいに過ごしやすい気温の日は、まだ毛糸を紡いだりしています。さすがに日中は手のひらがちょっと汗ばむこともありますが(笑)、楽しい♪
で、白いロムニーばかりもいかがなものかと思い、レインボー染めに挑戦しました。

お鍋にスライバーを敷きつめ、染液をかけてしばらく弱火でコトコト。なんというか、一応できました(汗)。


も、ものすごいレインボー! こんなに派手派手になるなんて予想していなかった! 

実はこのとき、たまたまグレイトフル・デッドのTシャツを着ていたのですが、色合いがあまりにソックリで、もう笑うしかない。。。

気がつけばひとりヒッピー 祭りとなりましたが、ここまで来たら勢いで紡ぎます。ええ、紡ぎますとも。

紡いでみたら、いろんな色が次々と現れてきて、とっても楽しいです。


言い方を変えると、同じ色は二度と出てきません(笑)。まさに色のシャワー。さんさんと降り注ぐLOVE & PEACEなカラーたちよ。




結果的にはとても気に入ってしまったのでした。派手すぎて有無を言わせない感じが好き。ぜひ、この毛糸でなにか編んで、ご近所の奥さまや友人たちを思い切り驚かせて差し上げたい!

ただ残念なことに出来上がりの糸長が80mに満たない感じなのです。これだと帽子はちょっときびしいかな。。。 うーん、なに編もう?

2012年6月17日日曜日

基本のロムニーと新しいスピンドル



スピンドルの紡ぎを始めて、5か月が経ちました。その間、上達したのかしないのか、自分でも悶々とする日々が続いたりしました。当初私が思い描いていたのは靴下が編めるような中細くらいの毛糸。だけど、どうがんばってもどっしりとした並太以上のごっつい糸にしかなりません。がんばって細く紡ごうとすると、糸が切れてしまいます。

こういう不器用なひとにはこれが限界かな、なんて思いつつ、ジタバタしていました。で、ある日、通販で買ったスピンドルのそのページを改めて見てみますと、説明文にこう書いてありました。。
重さがあり、回転比もゆっくりで、より太い糸紡ぎに適しています。
なんと! 買ったときはそこを読みもせず、ただ羊の絵が描いてあってカワイイので買ってしまっていたのでした。

ということは、スピンドルの重さと紡ぐ糸の太さには相関関係があったのか! もっと早く気づけ自分!

これまで上手に思うような毛糸が紡ぎなかったのは、自分の腕のせいだけでもないのかもしれない、と都合よくそう思い込むことにして、さて、ではどういうスピンドルがいいのかなと調べてみますと、けっこうスピンドルを手作りされている方がたくさんいらっしゃるのですね。要はコマのように回ればいいわけですから、厚紙やCDなど、いろんな素材で作れることがわかりました。

写真のスピンドルは、籐で編んだコースターの真ん中に菜箸を突き刺して作ったもの。真ん中に小さな穴が開いていて、お箸を通すにはうってつけなのですが、微妙に穴が中心からズレているようで、回すのにはちょっとコツが必要みたい(汗)。

ともあれ今までより格段に軽くて回しやすいので、糸がブチブチ切れることもなくなり、快適♪ ちょっと細い糸が紡げるようになってきました。これはロムニーのスライバー。講習を受けたときに使ったのと同じ羊毛です。講習のときに「ロムニーは初心者にも紡ぎやすい基本の羊なので、迷いが生じたらロムニーに戻るといいよ」と教えていただいたので、さっそく戻っています(笑)。

2012年6月15日金曜日

ショール2号完成 - ブルーシトロン



ブロッキングが終わり、完成いたしました! おそろしくレトロなハンガーにかけてありますが(笑)、うれしくて早速写真を撮りました。



実は編むときに2段飛ばしてしまって、等間隔の同心円がきれいに並ぶパターンのはずが、ややアシンメトリー?な雰囲気になったのはご愛嬌。
編み方は難しいところは何もなくて、すぐ覚えられちゃうんですけど、フリフリしてるところはすべての目をkfbで一気に2倍に増やしていくので、最後は1段540目とかになって、そういう意味では1段がなかなか終わらないという初体験をしました。

編み物を始めて、特にRavelryをやるようになって、ショール編みってとても人気があることを知りました。私もいいなあとは思うものの、今まではちょっと二の足を踏んでいたのです。レース糸みたいな細い糸を編むのが自信なかったし、第一、ショールってどうやって使うのか、ちょっとイメージがわかなかったから。仕事中に冷房が効きすぎているときなんかは私も(市販の)ショールを肩にかけたりしていましたが、それ以外で思い浮かばず……。

だけど今回編んでみて、わかりました。ショールを編むのってなぜか知らないけど、楽しい! だいたい私が編み物をするときって、ソファの上にあぐらをかいて、お気に入りの音楽をガンガンかけながら男らしく編んでいるのですが(笑)、ショールを編むときに限って自分が女子だなって感じがするのです。これで女子力がアップする訳ではないと思いますが、こういうのもいいなあと思って、これからもショールに挑戦するぞー!!と思いました。



それにこれは小さめのショーレットなのでマフラー風にくるくる首に無造作に巻くなんていう使い方もよさげです。Ravelryのプロジェクトページにもそんな写真がありました。

ところで今気づいたんですが、最近ブルーなものばかり編んでる気がします。。やっぱり自分、ブルーが好きなんですね。今度は赤とかピンクとか、暖色系で行きたいなあ。

2012年6月13日水曜日

ショール2号 - citron



またまたショールを編みました。しつっこく冬ものです。こうなったら行けるところまでウールで突き進もうと最近は考えています。
パターンはRavelryの人気パターンでCitronというショール。大きさからいうと正確にはショールではなくてショーレットかな、と思いますが。これも無料パターンで、すでに9500回以上編まれています。すごいですよね。

上の写真は編み上がった直後なので、まだクタクタの状態。これがどんな風に変化するのか、ちょっと楽しみなんです。というのも、使用した糸がちょっと変わり種だから。



使ったのはカラーマートさんという毛糸屋さんのもの。カシミアやシルクを専門に扱っているイギリスの糸屋さん。でも日本語ページがあるので日本語でお買い物できます。有名(?)ブランドで使われるカシミアやシルクなどの素材を製造している紡績工場から、その残りを販売しているそうなので、カシミアなどの贅沢な素材がけっこうお手軽価格で買えちゃいます。価格は送料込み。ほとんどが150gのコーン巻で、すてきな色の毛糸たちの写真がズラリと並ぶウェブサイトを見ると興奮せずにはいられません(笑)。

私はいきなりカシミア100%を買う勇気がなかったので、カシミアとメリノの混紡にしました。
もちろん生まれて初めてのカシミアですが、その肌触りのよさにうっとり。やわらかくて暖かくて軽くてしなやか! さすがカシミアという感じ。意味もなくいつまでも撫でてみたりして(変態)。一気にカシミアファンになりました。

そしてこの毛糸のどこが変わっているかというと、工業用の糸のため、こちらの毛糸はすべて洗う前の油分のついた状態で売られているというところです。このため、まずはコーンをかせにして熱いお湯で洗い、それから糸玉にする必要があります。そこがちょっと面倒といえば面倒。

ただし、私が買ったのはレース糸。こんな細い繊細な糸をかせにして洗って干して玉に巻き直して。。ってそんなことしたら絶対絡まって収拾がつかなくなること必至だと思ったので、反則とは思いながらも編んでから洗うことにしました。ショールなら洗ったあとで多少サイズが変わっても問題ないしね。油分がついた糸ということですが、編んでるときに手がベトベトしたりとか、そういうことは全くなかったですよ(笑)。ただ洗うと油分が落ちてかなり毛糸がふんわり膨らむみたいです。

ということで、ただいまブロッキングの真っ最中。洗ってみたら確かに糸がふんわりとなって、編み目も気のせいかきれいに揃った気がします。乾くとどうなるかな? 楽しみです♪

2012年6月10日日曜日

ショール1号完成 - 4W1Hなショーレット

2月から編んでいたショールです。ようやく完成の運びとなりました。



初めてのショールなので、わかりやすいパターンを、と思い、Ravelryでこれを選びました。決め手は無料パターンであることと、名前が「really simple shawlette」だということです。直訳すると「本当にシンプルなショーレット」。なんとわかりやすい。

ちなみにshawlではなく、shawletteです。
今まで意識していませんでしたが、海外では大きな(通常サイズの)ものをショール、小さめのものをショーレットと区別しているんですね。

小さいほうが出来上がりも早いし、お試しには最適です♪




と思ったのですが、さすがに簡単すぎました。毛糸がアレなのでわかりにくいのですが、ほんとにシンプルなガーター編みです。
よくメリヤス編みが延々と続くと飽きちゃう、なんてことをあちこちのブログで拝見しますが、まさか自分が単調なガーター編みで飽きる日が来るなんて、ちょっと編み物上級者になったような気分でうれしいです。(うれしいんかい)

だって、今まではそんなことを考える暇もないほど必死に編んでいましたから。間違えないように祈りながら。

で、うれしいのは結構だけれども飽きたり他の編み物に浮気したりでずっと放置していました。



これを編もうと思い立ったきっかけというのも、昨年末の大掃除のときに押入れの奥からこのモヘアの糸を発掘したからなのです。
まったく記憶にない、初めて見る毛糸。まさに古代史を揺るがすような発掘でした(笑)。

いつ、どこで、なぜ、いくらで買ったのか。5W1Hのうち、4W1Hまでが全くわからないのです。明らかなのはただひとつ、who、誰が買ったかということだけ。それは私なのです。
完全に記憶はないけれど、ここにあるということは私しか買う人間はいないから。

そう書くとまるでミステリーみたいですけど、買ったものを忘れるのは割と日常茶飯事でして、私の本棚には買ったことを忘れてまた同じ本を買ってしまい、ふたごのように仲良く並んでいる本が数ペアあります(笑)。こういうことってないですか?



でもってますますミステリーなのは、これがモヘアのいわゆるファンシーヤーンだということ。ファンシーヤーンってちょっと苦手なんですよね。自分が身に着けて似合うとは絶対思えないし。なのであえてこれを購入したあの日の自分に問いただしたい気持ちでいっぱいなのです。なぜこれを買ったの?

ちなみにラベルには「CHUNKY TAM universal」と書いてあります。メーカーは「MARUTAKA KEITO & CO., LTD.」さらにその下に「OSAKA 日本製」の文字が。大阪のマルタカ毛糸? うーん、聞いたことない。。。

ほんとにどこまで謎なんでしょうね。ちなみにパターンは私でもすぐ理解できるほど超絶カンタン! いろいろアレンジも楽しめると思いますので、ぜひ!

2012年6月8日金曜日

くつした7号完成 - true colors socks

ようやく編み上がりました。



靴下も7足目だし、今回は模様編みじゃないし、これまでの経験から目数も適当に決めちゃったし。 ということで確かに気が緩んでいたのだと思います。
結局、左右のボーダーの色が全然合わず、片方をほとんど解いて編みなおしました。

今回の教訓。最初にきちんと色を合わせておく手間を惜しむな。やり直すほうがよっぽど時間がかかる(笑)。

そして今日は真夏のように暑いのです。ウールのソックスなんて見るのもイヤになるほどに。




だけど、これはこれでよい勉強になりました。私は器用じゃないし、センスがあるわけでもないけど、経験も乏しいけど、こうやってひとつひとつ自分で学んで進んでいけるというのは幸せなことだと思うのです。

ただ、写真ではわかりにくいのですが、この靴下、Jacquard Superwashという毛糸を2巻使用しているんですけど、同じ店で同時に購入してロットも同じなのに、なんと色が1巻ずつ違うのです。いや、外側の見た目は同じだったのですよ。でも片方編み終えて、さて、次の1巻に移ろうかなーと鼻歌混じりで真ん中がら糸をピッと引っ張り出すと、なんだか色が褪せて見える。気のせいかなと思ってさらに引き出してみても、やっぱり染料が足りなかったみたいな色あせが。。。

こういうこともあるんですね。とはいえ、この毛糸は1年以上も前に買って温めておいたものだし、いまさら返品や交換もできまい、と思い、そのまま編みました(笑)。

したがって、よく見ると左右で色が若干違っていたりするわけです。ほんとの色がどっち?ということでこの靴下は「true colors」と命名しました。

どんどん履いて洗濯するうちに左右の差がなくなればイイナ♪
相棒よ、ネバーマインド。