2012年6月17日日曜日

基本のロムニーと新しいスピンドル



スピンドルの紡ぎを始めて、5か月が経ちました。その間、上達したのかしないのか、自分でも悶々とする日々が続いたりしました。当初私が思い描いていたのは靴下が編めるような中細くらいの毛糸。だけど、どうがんばってもどっしりとした並太以上のごっつい糸にしかなりません。がんばって細く紡ごうとすると、糸が切れてしまいます。

こういう不器用なひとにはこれが限界かな、なんて思いつつ、ジタバタしていました。で、ある日、通販で買ったスピンドルのそのページを改めて見てみますと、説明文にこう書いてありました。。
重さがあり、回転比もゆっくりで、より太い糸紡ぎに適しています。
なんと! 買ったときはそこを読みもせず、ただ羊の絵が描いてあってカワイイので買ってしまっていたのでした。

ということは、スピンドルの重さと紡ぐ糸の太さには相関関係があったのか! もっと早く気づけ自分!

これまで上手に思うような毛糸が紡ぎなかったのは、自分の腕のせいだけでもないのかもしれない、と都合よくそう思い込むことにして、さて、ではどういうスピンドルがいいのかなと調べてみますと、けっこうスピンドルを手作りされている方がたくさんいらっしゃるのですね。要はコマのように回ればいいわけですから、厚紙やCDなど、いろんな素材で作れることがわかりました。

写真のスピンドルは、籐で編んだコースターの真ん中に菜箸を突き刺して作ったもの。真ん中に小さな穴が開いていて、お箸を通すにはうってつけなのですが、微妙に穴が中心からズレているようで、回すのにはちょっとコツが必要みたい(汗)。

ともあれ今までより格段に軽くて回しやすいので、糸がブチブチ切れることもなくなり、快適♪ ちょっと細い糸が紡げるようになってきました。これはロムニーのスライバー。講習を受けたときに使ったのと同じ羊毛です。講習のときに「ロムニーは初心者にも紡ぎやすい基本の羊なので、迷いが生じたらロムニーに戻るといいよ」と教えていただいたので、さっそく戻っています(笑)。