歩くことが基本的に大好きなのでよく散歩します。昨日は駒込にある六義園に行きました。入り口に「ツツジは終わったしサツキには早いしで、ただいま見頃の花がなくてごめんなさい。新緑を楽しんで!」みたいな貼り紙がありました。いえいえ全然オッケーです、新緑を浴びてきます!
江戸の二大庭園のひとつと言われる六義園は五代将軍・綱吉の側近として有名な柳沢吉保が造り、明治維新のゴタゴタを経て、三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎が手に入れ、維新期に荒廃した庭園を岩崎家が整備したとのことです。
柳沢吉保ってなんとなく悪人のイメージがあったのですが、よくよく調べてみるとこれは時代劇のテレビドラマとかで幼い頃に刷り込まれた(笑)イメージであって、実際にはそんなことないみたいです。
和歌や漢詩など文学に造詣が深く、主人の綱吉が亡くなるとあっさり隠居して7年の歳月をかけて六義園を作り上げたというその事実だけ見ても「いい仕事したね」とほめてあげたくなる。
食べたくなるほどの新緑。
一目惚れしたYY型の木。仲良しだね。
平日だしこれといった見頃の花もないので、園内は人も少なめで、緑をぼんやり眺めたり小さな石にも目が止まったり、いろいろと考えたり、散歩には最高でした。