2013年5月6日月曜日

スワッチ19、20号


とうとう20枚達成しました。

持っている毛糸は限られているのですが、それでも組み合わせは無限大にあると思われ、すっかりその面白さにはまっています。19号と20号はほとんど同じ配色ですが、1色差し替えただけで、そこから離れている色まで違って見えてくるからほんとうに不思議です。

目の錯覚を利用した不思議な画像がよくネットで紹介されていますが(こんなの)、まさにコレですね。

それにしてもスワッチ編みの魅力って何なのでしょう? 短時間で結果が出て、いろいろ試せるという実験的要素かな? どの色を選ぶかという単純な作業のなかで、意外な冒険心とか、保守的なところとか、自分の性格が浮かび上がってくるのも楽しい。自分についての新たな発見がたくさんある。と同時にセンスのなさを痛感させられたり、それでもわずかでも美しいカラーワークができるとそれは大変な喜びだし。

CraftsyのMary Jane Mucklestone先生もスワッチ編みが大好きだそうです。ベストを編むのが目標のクラスなのに、「スワッチを編むのはこんなに楽しいんだから、着るものなんか編まずにずーっとスワッチを編み続けたって構わないのよ!」とまで言ってました(笑)。

「とにかくスワッチを編んで、編んで、編んでみて」とMary Jane先生のアドバイス。そして先生は続けてこう言ったのです、
Till the cows come home !
ん? 牛? 最初は聞き間違いかと思いました。ナゼ牛? 毛糸なのだから羊、じゃなくて牛?

しかもこのフレーズをレッスンのなかで3回繰り返したのですよ。あとから辞書で調べてみたら「長い間、いつまでも」という意味の言い回しでした。なるほどー。英語の勉強にもなるなー。

というわけで私も牛が家に帰るまで延々とスワッチを編み続けてきましたが、ついに先日これかな、というスワッチができたので毛糸を注文しました。さんざん編んで悩んだ割には、決めたのは何となくフラッと編んだ21号。今までのとはちょっと違う感じのものでした。ポッと出てきた感じ。

ま、生まれるときはそういうものなんですよね。きっと。