2011年10月18日火曜日

てぶくろ1号完成 - チュンセの星めぐりミトン

金木犀の香りがしなくなって、公園を歩くとそこかしこから銀杏のほのかな匂いが漂ってくるのに気づき、ああ秋もこうして深まっていくんだなーと柄にもなく感傷的なことを考えていた矢先、夏に逆戻りか!?みたいな暴力的な暑さが戻ってきて、どうなってるんだと思っていたら、今日は秋らしい適正気温になったようです。

ちょっと体調を崩したりしてグズグズした日もありましたが、編み物は順調に、気温に関係なく楽しんでおります。


生まれて初めてミトンを編みました。2作目の編み込みです。
『スウェーデンから届いたニット』のなかから、ポーセ(Påse)というパターンです。

シンプルなドット模様。複雑な編み込みじゃないから、模様を覚える必要もないし、簡単だよねー♪との安易な考えからいきなり編み始めてしまいましたが、愕然としました。

シンプルなだけに難しい……。

編み方の調子がきちんと揃っていないと、ドットが大きくなったり小さくなったり、するのです。うわー、これ、けっこう難易度高かった(私にとっては)。とはいえ、これが編みたくてこの本を買ったくらいですから、ここで引き返すわけにはいかない(笑)。


で、がんばったのですが、最初はドットが全然きれいに出なくて泣きそうでした。それでも続けているうちに糸の引き方が少しわかってきて、なんとか最後まで編むことができました。では、ひとり反省会を;

  1. ドットの編み込みは難しい。(笑)
  2. 親指の付け根に穴が開きました。。。拾い目がどうやら上手じゃないみたいです。嗚呼。ここはもう少し研究しなければなりません。
  3. 手首は2目ゴム編みを長く編んで折り返しているので、とてもあたたかです。編み込み部分も、渡した目に指をひっかけたらどうしようと心配でしたが、どうやら大丈夫みたいです。で、とってもあったか♪
さて、今回の命名ですが、宮沢賢治の童話『双子の星』から名づけました。もともとこのパターンには「ポーセ」という名前がついていますが、『双子の星』にはポウセ童子というふたごのお星さまが登場します。ふたごのもうひとりはチュンセ童子といいます。

「ポーセ」という名前を目にしたとき、その童話を思い出し、自分のミトンには「チュンセ」と名づけました。ちょうど、大きさの不揃いなドットが、夜空にキラキラ輝く星たちのようではないか、とちょっと自嘲気味に、でもうってつけの名前のように思えましたので(笑)。