父が体調を崩し、しばらく入院していたために、実家に帰省していました。実家にもPCはあるので(私のより新しくて高スペックだったりする……ムムム)、ブログの更新もしようと思えばできるのですが、なんとなくそういう気分になれなかった1か月。
家と病院を往復する毎日、いつもとはまるで違う平均年齢高めの環境で、手を伸ばせば届きそうなところにいつも立っていてくれる山々を病室の窓から眺めたりする生活で、いろんなことを考えました。
さて、その間、編み物はどうしていたかというとですね、ホソボソとですがやっていましたよ。
まきもの2号 Lace Ribbon Scarf、ようやく完成しました。といってもブロッキングはまだなのですが……。
編みかけのこの子を実家に持っていって本当によかったと思います。模様を覚えるまではけっこう時間がかかりましたが、一度覚えてしまうと手を動かすのが楽しくなるパターンでした。移動中でもガンガン編めたしね。
私が楽しそうに編んでいるのを見て、母が「それ、きれいな模様ね」と興味を持ったようでしたので、「じゃ私が編み方を書いてあげるよ!」ということでパターンを翻訳してあげて(翻訳というほどの英語じゃないけど)、母も手持ちの糸を出してきて、いつの間にかふたりで同じパターンを編むことになりました。
編み物歴ン十年の母ですが、英文パターンは初めて。最初は何度か間違えたりしていましたが、慣れてくるとやはりこのパターンにハマってしまったようで、私が朝起きて居間に行くと、すでに早起きしてひとり編んでいる母の姿が(笑)。
「まさかあなたに編み物を教わる日が来るとは、夢にも思わなかった」と母。
ええ、私もまったく同感です。
それにしてもあなたはやはりツワモノです。だって、「これで編む」といって持ってきたのがホビーラホビーレの「クロッシュコットン」という極細な糸。確かにその白の糸で編んだら繊細なスカーフになるでしょうけど、編んでも編んでも先に進まなさそうで、ちょっと気が遠くなりますよ。
年季の入ったベテランは、気合が違うのだった。
というわけで、恒例の反省会;
- 自分はどっちかというと、じゃなくて圧倒的にレーシーでファンシーでラブリーなものが似合わないキャラなのですが(笑)、これはシンプルだけど適度にかわいいという絶妙のさじ加減でとても気に入りました。
- 今回はROWANの4ply cottonを80gほど使用。パターンでは作り目53目となっていますが、夏物だしそれほど幅の広いものはいらないねということで35目で作りました。
- 次回は同じパターンをウールで編みたい。それくらい好き♪
- 普段ひとりで孤独に編み物を楽しんでいるので、人といっしょに同じものを編むという喜びを味わうことができた(笑)。